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三日月

この物語の主人公

貧しい農家の生まれだが10歳の冬に家族を突然失い、路頭に迷いかけたところを女衒に見染められその見目の良さから破格値で遊郭へ売られる。

鶯月楼にて鶯丸の元に付き花魁見習いとなる。

遊郭に売られた時点で自分の人生を半ば諦めているが15歳の時振袖新造の道中で鶴丸に出会い、いつしか彼に興味を持つ。

遊郭の名前

鶯月楼(おうげつろう)

吉原でも老舗の遊郭。最上格の花魁がいる。(現在は鶯丸)

三日月は鶯丸の跡を継ぐ花魁候補として育てられる。

鶴丸

老舗の駄菓子屋の末っ子。三日月と同い年。跡継ぎでもないので日々退屈に過ごしていたが学友の一期に吉原へ連れてこられそこで出会った三日月に一目ぼれする。

明るく人当たりはいい。一途で三日月のために色々と尽くす。

鶯丸

鶯月楼で一番格の高い花魁。三日月より7つ年上。

遊郭の名前にちなんだ鶯をつけられるが出生は一切謎のまま。

店に来た一期からの猛アピールに徐々に心を許し今では恋仲に、将来身請けの約束をしている。

一期

呉服屋の跡取りで鶴丸の学友。鶴丸の1つ年上。日々退屈そうにしている鶴丸を遊郭に連れていく。

鶯丸の馴染みだが家の事情で身請けはまだまだ先の話である。

髭切

元は鶯月楼の花魁で引退した今は遣り手である。鶯丸の前の花魁。吉原の遊女が生んだ子ども。そのため吉原で育ってきたので外の世界を知らない。

今は遊郭を取り仕切っている。三日月と初めて出会ったときは27歳。

膝丸

髭切の実の弟。髭切の尽力もあり、遊郭では見世番として働くことになり、客をとったことはない。そのことに負い目を感じている。髭切と同じく外の世界を知らない。

三日月と初めて出会ったときは25歳。

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