鶯囀弄月

小さな村に生まれた三日月は貧しいながらも家族に愛されながら育ったが、

10歳の年に両親が死に多額の負債を背負わされる。

身寄りのない三日月の器量に目を付けた女衒が現れ、三日月を買い取ろうとする。

身寄りもなく借金を背負わされた三日月は他に手段もないので女衒についていく。

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高級遊郭に買い取られた三日月。遊郭ではやり手の髭切と見世番の膝丸が迎える。

三日月は禿として当時の花魁（鶯丸）につくことになる。優しいながらも手習いや作法などの手ほどきを受けていく。

優しい先輩の元で育つが同時に遊郭の恐ろしい場面も見てしまい、この世界から逃げられないと悟る。

 

そして遊郭に来てから5年が経った。

15歳になった三日月は振袖新造（花魁見習い）として鶯丸の花魁道中に参加する。

鶯丸の馴染み客である一期に連れられて吉原に来た鶴丸は三日月に一目ぼれする。

三日月も熱心な鶴丸に徐々に惹かれていく。

そんなある時、三日月に身請けの話が出て…。